1. 漁師の融資は「政策金融公庫」で。

毎日の、日本の食卓を支える、漁業者の仕事は無くてはならないものです。

そんな漁師さんたちの設備投資は、ぜひ応援したいものですね。

 

さて、今回のテーマ「漁師でもお金が借りられるか?」という問いですが。。。

 

答えは、もちろん「借りられます」。

 

ただし、銀行のオートローンも考えられますが、個人事業主(自営業者)には審査も慎重に行われるのが現状です。

融資額も漁業の設備投資費としては、きっと少ないでしょう。

 

そこでお勧めなのは「日本政策金融公庫(日本公庫)」です。

ここは、100%政府出資の政策金融機関です。

 

農業者向けや商工業者向けの融資が有名ですが、漁業者向けの融資も用意されています。

中でも使いやすいのは「漁業経営改善支援資金(ぎょぎょうけいえいかいぜんしえんしきん)」でしょうか。

 

① 日本公庫 – 漁業経営改善支援資金

HP: https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/a_8.html

 

融資を受けることができる資格者のなかには、漁業協同組合の他に、漁業を営む個人も含まれていますので心配ありません。

 

融資の対象となる資金使途は「漁船の建造や取得、改造」です。

 

それに漁業用の施設としては「水産物の生産、流通、加工、販売に必要な施設」が挙げられます。

 

他には共同利用施設として「リース漁船の建造や取得、水産物の生産、流通、加工、販売に必要な施設」も融資対象となります。

 

日本公庫から融資を受けるためには、漁獲量を増やすための改善計画の認定を受ける必要があります。

そのため、農林水産事業担当支店に相談する必要があります。

 

日本政策金融公庫 – 店舗案内とお客様窓口

HP: https://www.jfc.go.jp/n/branch/index.html

 

融資条件としては、貸付期間は15年間となっており、据え置き期間は3年間です。

担保の提供や、保証人をつけるか否かは相談のなかで決めることになります。

 

また、融資資金ですが、例えば沿岸漁業を営む個人が、10トン未満の漁船を購入する場合の融資限度額は3,000万円となっています。

 

金利については、2017年3月時点で0.3%もしくは0.45%と設定されていますので、かなりの低金利で融資を受けることが可能です。

 

資金の利用にあたっては公庫から改善計画の認定を受ける必要があります。

こちらはかなり綿密な計画を立てなければならず、膨大な書類の提出も必要となります。

 

多くの時間を計画作成に割かれると考えられますので、資金の利用の際は事業開始のかなり前から計画を練っておくことをお勧めします。

 

相談は各県の公庫に加え、信漁連(信用漁業協同組合連合会)、漁協(漁業協同組合)等が窓口となっています。

まずはそちらに連絡し、一緒に計画を作り上げていくことが必要になるでしょう。

 

② JFマリンバンク – 漁協・信漁連・農林中金GP

HP: http://www.jfmbk.org/

 

③ 貯金保険機構 – 農林水産協同組合貯金保険機構

HP: http://www.sic.or.jp/union/kumiai_2/

 

④ JF全漁連 – 全国漁業協同組合連合会

HP: https://www.zengyoren.or.jp/

 

他にも公庫には漁業者が使える資金が用意されています。

 

災害による被害や、社会的又は経済的環境の変化による経営状況の悪化が認められた場合に利用できる「農林漁業セーフティネット資金」。

 

日本政策金融公庫 – 農林漁業セーフティネット資金

HP: https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/keieitai.html

 

新しい技術や経営方式を導入するなど、漁業の振興に役立つ事業に対して資金を融資する「特別振興資金」も用意されています。

 

日本公庫農林水産事業 – 特別振興資金

HP: https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/a_19.html

 

輸出等海外展開を考えておられるならば「海外展開支援融資」というものもあります。

 

日本公庫は政府系金融機関ですので、基本的には日本経済が活性化するための融資であるならば積極的に相談に乗ってくれますし、前向きに融資を実行してくれると思います。

成功をお祈りします。

2. 漁師は安定してもいるし、安定してもいない職業

漁師という職業でお金が借りられるかについてですが、正直なところ、場合によるといった感じになるでしょう。

 

そもそも、お金を借りに来る人の職業に関わらず、貸す側は、支払い能力があるかどうか?を見る形になります。

ここで言う支払い能力とは、主に、安定した収入のことを指します。

 

そこで、漁師は安定している職業かどうかという話になるわけですが、安定しているとも言え、安定していないとも言えます。

 

例えば、「魚を獲る」といった意味では、世の中にとって必要不可欠な仕事であるため、本人が続けている限り、失職することはほぼ無いと言って良いでしょう。

 

しかし、「コンスタントに魚を獲る」といった意味では、その年その年の自然からの影響を受け、漁獲高は上下します。

そして本人が体調を崩せば海へ出ることも出来なくなるため、収入が安定しているとは言い難いです。

 

また、漁師にも2つのパターンがあります。

自分で自分の船を出して魚を獲りに行く、自営業タイプの漁師と、漁業会社のような所に雇われて魚を獲りに行く、サラリーマンタイプの漁師に分けられます。

① 自営業タイプの漁師・・・自分の船を所有している

② サラリーマンタイプの漁師・・・漁業会社に雇われて魚を獲る

この場合、安定しているのはサラリーマンタイプの漁師ということになります。

こちらの方がお金を借りやすいのは間違いないでしょう。

 

あとは、自宅が持ち家かどうかとか、他に借金は無いかとか、配偶者がいた場合、そちらには収入があるかといった、一般的に融資を受ける際にされるような、ごく普通の審査内容について尋ねられ、総合的に判断されることになります。

 

ちなみに、漁師経営の安定策として漁業共済(全国漁業共済組合連合会)を利用してみるという手もあります。

 

⑤ ぎょさい – 全国漁業共済組合連合会

HP: http://www.gyosai.or.jp/

 

漁協は一般の銀行なんかと比べると、漁師という仕事についての知識や理解がありますので、ローン等も組みやすいと考えられます。

3. 漁師もカードローンで借りれるの?

職業として漁業を営んでいる方、つまり、漁師の方がキャッシングやカードローンでお金を借りれるのか?といえば。。。

 

問題なく借りることができます。

 

というのも、漁師の方は事業の形態としては法人化して社長になっているか、個人事業主のどちらかの場合が多いと思われます。

 

昔は個人事業主などは信用がなくてお金が借りにくいといったケースもあったようですが、現在では個人事業主とサラリーマンの間で審査における差はあまりありません。

 

それよりも過去にローンなどの利用で延滞歴がないといった信用情報の方が審査においては重視されるでしょう。

 

法人や事業主として漁業を営んでいる場合、毎年確定申告をしているはずですから、もし年収証明を要求されれば確定申告の書類ないしは課税証明書を提出すれば大丈夫です。

 

ただし、実際にはそのような年収証明書の提出は要求されない場合も多いです。

この点はカードローンの会社によって、事業主には年収証明を要求する業者と不要とする業者があるので、申し込む前に調べておくと良いでしょう。

 

また、漁業の会社に雇われる形で漁師をやっている人は、普通のサラリーマンや派遣社員と一緒ですから、こちらも問題なくお金を借りることができます。

 

アルバイトや日雇いとして漁業の仕事に従事してる人も、もちろん大丈夫です。

 

一般的なフリーターでも収入がちゃんとあればキャッシングやカードローンの審査に受かります。

日雇いやバイトの漁師も同じ扱いとなります。

 

最短でお金を借りたいのであれば、銀行よりも消費者金融の方が早いです。

どうしても、漁業経営改善支援基金を利用できなかった人は、消費者金融にネットから申し込んだらいいと思います。

 

尚、消費者金融や銀行に相談するのもいいですが、「NPO法人ほっとプラス」というところでも、お金を借りる際の相談にのってくれます。

 

⑥ NPO – 特定非営利活動法人ほっとプラス

HP: http://www.hotplus.or.jp/

 

本当に困ったときは、こういった支援団体の力を借りることもお勧めします。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

引き続きまして、【第18章】キャバ嬢が借りれるか?について書いています。

【水商売をしていますが、お金を借りれますか?】をご覧ください。