1. 完全民営化まで待とう「ゆうちょ銀行」の一般貸出業務

結論からいいますと、ゆうちょ銀行では、カードローンや住宅ローンなどの個人向け貸付を(独自では)行っていません。(2017年現在)

 

これは、郵政民営化法において、(国所有の株式全てが証券取引所で売買できるまで)制限されているからです。

(完全民営化となるまでは、貸出業務を行うには内閣総理大臣と総務大臣の認可が必要となります。)

 

従って、現在のところ、市中金融機関が行っている個人及び法人向けの貸出業務は、その実施自体が凍結されているのです。

 

今は、貸したくても、貸せない状況なんですね。

でもご安心ください。

 

純粋な貸出業務ではありませんが、預金と国債を担保とした貸付は行っています。

 

先ず、預金担保貸付には、財産形成貯金担保貸付と、預金担保自動貸付があります。

 

① ゆうちょ銀行 財産形成貯金担保貸付け

HP: http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/loan/kj_ln_chokin.html

 

財産形成貯金担保貸付(ざいさんけいせいちょきんたんぽかしつけ)は、財形定額貯金、そして、財形年金定額貯金と財形住宅定額貯金を担保として、返済時の約定利率+0.25%の金利で預入金額の90%(最高300万円)までを最長2年間貸付ける商品です。

 

② 貯金担保自動貸付け

HP: http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/loan/kj_ln_jidou.html

 

預金担保自動貸付(よきんたんぽじどうかしつけ)は、総合口座の定額貯金と定期貯金を担保として、こちらも預金額の90%(最高300万円)までを貸付ける商品です。

金利は、定額貯金の場合が返済時の約定利率+0.25%、定期貯金の場合が返済時の約定利率+0.50%となっています。

 

③ 国債等担保自動貸付け

HP: http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/loan/kj_ln_kokusai.html

 

次に、国債担保自動貸付(こくさいたんぽじどうかしつけ)は、郵便局の窓口で購入した利付国債と個人向け国債を担保として、国債の額面金額の80%(最高200万円)までを最長1年間貸付ける商品です。

金利は、貸付時の預入期間1年の定期貯金約定利率+1.70%となっています。

 

また、特記事項として、ゆうちょ銀行では、住宅ローンやカードローンなどの個人向け貸出ニーズに応えるために、現在、これらの個人向け融資ををスルガ銀行へ仲介斡旋しています。

2. ゆうちょ銀行でもお金が借りられるって知っていましたか?

あまり知られていませんが、ゆうちょ銀行で申し込めるカードローンがあります。

 

その名は「したく」。

 

あまり宣伝していないからでしょうか、知名度はかなり低いと思われます。

 

このゆうちょ銀行カードローンは、実際はスルガ銀行のカードローンを、ゆうちょ銀行が窓口となって媒介するという形になっています。

 

とはいっても、やっぱりゆうちょ銀行ならではの安心感を抱いてしまいますよね。

他の銀行で借入をするのなら、ゆうちょ銀行で借入をしたい!と思ってしまう方は少なくないのではないでしょうか。

 

では、具体的にゆうちょ銀行カードローンはどのようなものなのでしょうか。

 

まず金利。

最低7.0%~14.9%の年利となっています。

 

他の銀行カードローンと同様に、18.0%が主流の消費者金融からの借入に比べると金利は低く設定されています。

 

次に審査。

まずインターネットか電話で申し込みをして、審査が行われ、承認されると申込用紙が郵送されてきます。

 

そこに必要事項を記入して必要書類を添付して返送します。

それからローンカードが郵送されてきて、カード受領後に借入可能となります。

 

このように、申込から借入可能となるまでには、ある程度の時間を要してしまいます。

 

消費者金融のように即日融資といったスピーディーな借入は出来ません。

また、消費者金融のような無利息期間もありません。

 

その他、ゆうちょ銀行で借入をするメリットは、まずゆうちょ銀行の口座が不要であること。

他の銀行カードローンでは銀行に口座開設を要することが多いのですが、ゆうちょ銀行での借入に際してゆうちょ銀行の口座は不要です。

 

また、他の銀行カードローン同様に、消費者金融にある総量規制がありませんので、借入額が制限されることはありませんし、収入証明書も必要ありません。

ある程度まとまった金額を必要としていて、よく郵便局に行くような方であれば、ゆうちょ銀行での借入が向いているでしょう。

 

消費者金融から借入をするか、銀行から借入をするか、ゆうちょ銀行で借入をするか。

それぞれのメリットを考慮して、自分に合った借入先を見つけることが大切です。

 

それでも、やはりゆうちょ銀行窓口の安心感は魅力的ですよね。

 

もし郵便局によく行く方や、近所に郵便局がある方、はじめて借入をする方などにとっては、ゆうちょ銀行カードローン「したく」は利用しやすい借入先と言えるでしょう。

 

④ カードローン「したく」銀行代理業者 JP BANK

ゆうちょ銀行はしたくの代理業者として媒介。運営はスルガ銀行。

HP: http://www.surugabank.co.jp/yl/cl/

3. 郵便局(ゆうちょ銀行)カードローンのメリット・デメリット

厳密にいえば郵便局には、カードローンというものはありません。

というのも実際にカードローンを運営しているのはスルガ銀行であり、あくまで郵便局は代理店といった形だからです。

 

とはいえそれで何か不都合があるという訳ではなく、お金を借りる上では何の問題もありません。

 

ゆうちょ銀行のカードローンのメリット

 

まずは、ゆうちょ銀行のカードローンのメリットとしては、やはり信頼(安心感)という面で優れていることでしょう。

運営しているのはスルガ銀行とはいえ、郵便局が窓口業務を行っている以上、ある意味郵便局のお墨付きがあるともいえるのです。

 

カードローン会社における信頼の大事さを考えると、これはかなり重要なことだといえます。

 

また、ほとんどの人が郵便局に口座を持っているので、わざわざ口座を作る必要がないというのもメリットのひとつです。

こういった点に魅力を感じるなら、利用してみるのもいいでしょう。

 

ゆうちょ銀行のカードローンのデメリット

 

一方でデメリットとしては、他のカードローンと比べて比較的借りることができるまでの期間が掛かるということがあります。

 

審査自体は最短で30分ということなのですが、実際に借りることができるのは手続きなどの関係で結構掛かってしまうのです。

また最近はネット上だけで手続きが完了するカードローンが増えてきているのですが、郵便局では申し込みはインターネットで行えるとはいえ、手続き自体は窓口で行う必要があります。

 

手軽さという点では劣るということも、人によってはデメリットになります。

ご参考までに。

4. JP BANKカードでもキャッシング可能です

日本郵便株式会社が運営している金融機関「ゆうちょ銀行」

 

全国の郵便局でお金の入出金が出来る、庶民の味方!

利便性の高さが好評で、利用している方はとても多いですね。

 

そんなゆうちょ銀行でももっと簡単にキャッシングは出来ないのか?と思ったあなたへ。

 

ゆうちょ銀行でお金を借りるには先述した、預金担保貸付、スルガ銀行ローンの他にもう一つの方法があります。

 

それは、ゆうちょ銀行でクレジットカード「JPバンクカード」を作り、その中のキャッシング枠を活用します。

その手順をこれから紹介して行きましょう。

 

1「まずはキャッシング枠の設定」

どのクレジットカード会社もそうですがキャッシングを受ける為にはキャッシング枠を設け最高で○万円までならキャッシングを可能にしないといけません。

ゆうちょ銀行も同様で利用するにはキャッシング枠を設けましょう。

 

また、一般カードとゴールドカードの二種類から選べます。

前者は最高で30万円迄ですが後者は50万円迄なら利用可能です。

 

2「クレジットカード用の暗証番号を作成する」

JP BANKカードはキャッシュカードと一体化しています。

もちろん預金を下ろすのにも使えますが、口座用の暗証番号はローンには使えません。

 

クレジット、つまりキャッシング枠用に別途で暗証番号を用意する必要があります。

これがないとATMでの借入が出来ません。

 

申込みの際に番号を作るのでそこまで難しく考える必要はありませんが必要だと言う事は認識しておいて下さい。

これさえクリア出来れば後はキャッシングが可能になります。

 

一方で注意しないといけないのが支払い形態です。

こちらでは「リボルビング払い」か「一括」かの二択しかありません。

 

入会時は毎月一万円で設定されていますがキャッシングの利用残高が10万円単位で増えていった場合返済額も変動します。

20万円借りたなら毎月2万円返済となる為、途中返済が残っている状態で借りたら返済額も増えてしまうので注意です。

 

ゆうちょ銀行でのキャッシングは可能ではありますが他銀行に比べると少し支払形態が限られて不便かな?ってのが正直な感想です。

 

どうしてもこれじゃないと嫌でなければ、ゆうちょ以外にもキャッシング可能な場所を探した方が返済面等で融通が効きやすいでしょう。

 

⑤ JP BANK VISAカード/マスターカード

HP: http://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/card/credit/vm/kj_crd_cdt_vm_vmindex.html

 

引き続きまして、【第22章】生活福祉資金貸付制度についてです。

【市役所でも、お金を借りれますか?】にお進みください。