1. 保険の解約はちょっと待って!

急な出費に対応するために、まとまったお金が必要になることがあります。

そうした時に思い浮かぶのが消費者ローンからの借入です。

 

最近の消費者ローンは、審査も通りやすく、即日入金も可能なので利便性が高く、利用する人が増加しています。

しかし、当座の資金が得られても、その後の経済状況が改善されなければ、高い金利と返済に苦しめられることになります。

 

そして、月々の支払いを減らそうと加入している保険を解約して解約金を得ようと考える人も多いのです。

 

しかし、ちょっと待って下さい。

 

安易に保険を解約するのは様々なデメリットがあります。

まず第一に言える事は、いざと言う時のための保障がなくなってしまうことです。

 

そして、再加入する際にも、年齢によって保険料が高くなったり、持病のせいで入れないといった状況も考えられます。

 

このようなデメリットを避けるために多くの保険会社では契約者にお金を貸してくれる制度を設けています。

 

これは保険を解約した時に受け取れる「解約金」を担保に、保険会社からお金を借りることが出来る制度です。

 

一般の消費者金融などでは、月々の返済日が決まっており、振り込めないと他の消費者金融から借りて返済するなどの悪循環に陥りがちです。

 

保険会社の融資は、そのような心配はありません。

現在、加入されている方は、この制度の利用を考えてみてはいかがでしょうか。

2.「契約者貸付制度」というものがあります

実質的には生命保険契約を担保に、生命保険会社が契約者にお金を貸す制度があります。

 

これは、「契約者貸付制度(けいやくしゃかしつけせいど)」といい、昔から存在しています。

 

ただし、全ての生命保険契約に適用される訳ではありません。

 

生命保険を解約した時に支払われる、解約返戻金がある生命保険契約に限られます。

 

従って、掛け捨て型の医療保険などは解約返戻金がないので対象外となります。

 

積立型の生命保険しか対象にならないことには注意する必要があります。

貸付限度額ですが、これは解約返戻金の70~90%に設定されていますが、この解約返戻金は契約者自身が積み立てているお金の一部です。

 

従って、契約期間が長くなり解約返戻金の金額が大きくなるにつれて、借入可能額も増加します。

 

次に利率ですが、これは現在の低金利が適用される訳ではなく、契約した時期によります。

もともと「契約者貸付制度」は、生命保険会社が契約者にお金を貸すことで、生命保険会社自身が預かり資産を運用しているのと同視できます。

 

つまり、昔の保険契約は利回り5%程度を約束していた訳であり、その利率以上でお金を貸さなければ生命保険会社が損失を抱えてしまいます。

従って、利率に関しては3~5%程度に設定されています。

 

しかし、この利率は住宅ローン金利と比べると高いですが、カードローン金利と比較するとかなり低利です。

 

「契約者貸付制度」が一時的に必要な資金を融通する趣旨に鑑みると、この制度を利用する価値は十分にあるといえるでしょう。

大手生命保険10社の契約者貸し付け制度紹介

 

① アフラック(アメリカンファミリー生命保険)

契約者貸付制度について

HP: http://www.aflac.co.jp/keiyaku/contractor/loan.html

 

② ニッセイ(日本生命保険相互会社)

契約貸付金を借りる、返す

HP: https://www.nissay.co.jp/keiyaku/tetsuzuki/ichiran/keigashi/

 

③ 第一生命

ご契約者貸付

HP: http://www.dai-ichi-life.co.jp/contractor/m_service/contractor/

 

④ 明治安田生命

契約者貸付のご利用

HP: http://www.meijiyasuda.co.jp/contractor/service/detail/06.html

 

⑤ 住友生命

契約者貸付のご利用

HP: http://www.sumitomolife.co.jp/contract/service/ca/

 

⑥ ソニー生命保険

契約者貸付

HP: http://www.sonylife.co.jp/contractor/guide/loan/

 

⑦ 三井住友海上あいおい生命

契約者貸付制度のご利用

HP: http://www.msa-life.co.jp/customer/change/06.html

 

⑧ 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命

HP: http://www.himawari-life.co.jp/customer/policy_loan/

 

⑨ かんぽ生命

HP: http://www.jp-life.japanpost.jp/customer/tetuzuki/seikyu/ctm_tzk_sik_no205.html

 

⑩ ジブラルタ生命

契約者貸付制度

HP: http://www.gib-life.co.jp/st/keiyaku/process/policyloan/

3.【実践レポート】生命保険を担保にお金を借りました。

g.mさん 40代前半女性 (福岡県在住)

我が家でも、契約者貸付制度でお金を借りたことがあります。

その時に体験したことを書きたいと思います。

 

まず、この制度は、生命保険の契約者本人だけが申し込みできる貸付です。

主人は入っていた生命保険で契約者貸付制度を利用しました。

 

手続きは割と簡単にできます。

家に保管している保険証券を用意して、生命保険会社に直接行きました。

 

なぜなら、行って話した方が手続きが早いからです。

 

保険会社が遠い方は、電話をして必要な書類を送ってもらう方法もあります。

また、インターネットでの申し込みも可能です。

 

続いて、書類に、必要事項を記入します。

保険会社に書類を提出してから、約1週間程度で引き落とし口座に振り込みがされます。

 

この貸付は、利息がかかってきます。

 

加入している生命保険帆利率に上乗せされるので、利率は人によって異なります。

 

利率が高い生命保険に入っている方が、貸付利率は高くなります。

 

もちろん、この貸付は返済が必要です。

そのままにしておくと、利息が膨らんでいきます。

 

返済が大変な時は、利息だけでも返済を行います。

利息を返済しないと、貸付の金額と利息の合計が解約返戻金を上回る可能性が出てきます。

 

そうなると、生命保険の契約を解約しなければならなくなることもあるので、注意してくださいね。